「この先も働き続けていきたいから、できることを増やしたい」
「子どもが成長したら働き方の選択肢を広げたい」
そんな気持ちが芽生えたとき、資格をひとつ加えておくだけで、これからの選べる道がぐっと広がります。
生活のペースに合わせて、取得できる資格を探して見るのはいかがでしょうか?
子育て中の保育士・介護士におすすめ|キャリアを広げる資格の選び方


1. 保育の仕事で活かしやすい資格
まず保育士さんに人気なのが、チャイルドマインダー。
少人数や家庭的保育の考え方を学べるので、小規模園や企業内保育、家庭訪問型の支援など、関われる場面が広がります。
通信や週末講座の選択肢も多く、子育て中でも続けやすいのがポイントです。
もう一つ、近年ニーズが高いのが発達支援に関する学びです。
たとえば児童発達支援や放課後等デイサービスで必要になる知識(アセスメント、個別支援計画、保護者連携など)を体系的に身につけておくと、支援の幅が大きく広がります。
研修や実務要件がある役割(児童発達支援管理責任者など)もありますが、まずは関連講座から始める方が多い印象です。
保護者支援に関わりたい方は、子育て支援員研修が実用的。自治体実施の短期講座で、地域の子育て支援センターや放課後児童クラブなどでの活動に役立ちます。自分の子育て経験が強みになるのも心強いところ。
園での取り組みで欠かせないのが食育と安全管理。
食育インストラクターは、季節や年齢に合わせた食の伝え方を学べますし、赤十字の幼児安全法など応急処置に関する講習を受けておくと、ケガや急な体調不良への初期対応に自信が持てるようになります。
日々の安心感がぐっと増しますよ。
2. 介護の仕事で選択肢を広げる資格
介護現場で土台を強くしたいなら、やはり介護福祉士。
国家資格として評価が高く、任される業務やキャリアの見通し、処遇面でプラスに働きます。
実務経験や研修の要件を段階的に満たしていく必要はありますが、長く働くことを考えると心強い“軸”になります。
将来、身体介助中心から“相談・調整”へ比重を移したい方には、ケアマネジャー(介護支援専門員)という道もあります。
利用者や家族の相談に乗り、ケアプランを作成する仕事なので、ライフステージに合わせた働き方がしやすいのが特長です。
専門性を深めたい方には、認知症ケアの学びが役立ちます。
症状の理解や非薬物療法、家族支援の視点が増えると、ケア全体が落ち着きます。
また、在宅領域に関心があるなら福祉住環境コーディネーター。
手すりの位置や段差解消、用具選定の考え方を身につけると、施設だけでなく地域での支援にも力を発揮できます。
3. 資格を足すと、働き方の選択肢が増える
少し学びを足すだけで、働ける場所と担える役割が増えます。
保育なら小規模園・企業内保育・地域支援、介護なら通所・訪問・相談業務へと、生活リズムに合わせた選択がしやすくなります。
体力面が気になる時期は、計画やコーディネート、相談業務に比重を移すなど、無理のない続け方が見えてきます。
収入面でも、資格手当や役職手当がつくケースは多め。
家計の安心につながるのはもちろん、「学んだことが現場で生きている」という実感は、自信とやりがいの源になります。
4. どう進める?忙しい毎日に無理なく“学び”を足すコツ
最初から大きな目標を掲げなくても大丈夫。
小さく始めて、習慣にするのが一番続きます。
平日は15〜20分だけテキストを読む、土日は動画講義を1本見る。
そんな“ちいさな積み重ね”で十分です。
教材はリビングやカバンの定位置に置いて、スキマ時間に触れられるようにしておくと、自然と前に進めます。
もう一つ大切なのは、学びを応援してくれる職場を選ぶこと。
研修費の補助や、資格取得を評価する制度、試験前のシフト配慮があるかどうかで、続けやすさが大きく変わります。
最近は「働きながら学べる」環境を整える園・施設も増えているので、面接や見学の段階で遠慮なく確認してみてください。
最後に

YUKUSAでは、保育・介護の現場で学びを活かせる職場のご紹介はもちろん、
「今の生活に合う学び方」
「取得後に目指せる働き方」
の相談にもお答えしています。
迷っている段階でも大丈夫。
あなたのペースで進められるよう、見学や面接の調整まで一緒に伴走します。
「すこしできることを増やしたい」
「将来の選択肢を広げておきたい」
——そんな気持ちに寄り添いながら、今日できる一歩を一緒に考えていきましょう。